静岡市内の観光おすすめスポットの紹介です。
今回から、静岡市の海側、駿河区にある久能山東照宮を紹介したいと思います。
久能山東照宮の国宝拝殿 |
久能山東照宮の国宝社殿 |
権現造りと呼ばれる様式の社殿は、本殿、拝殿、そのふたつの間にある石の間が社殿を構成していて、国宝に指定されています。
色鮮やかで絢爛豪華なこの建物が建てら落成したのは、今から400年以上も昔の元和3年(1617年)ということですから驚きです。
久能山東照宮は、実は最近また注目されるようになってきています。
というのは、ここにある神廟が、徳川家康公が埋葬され、今も本当に眠っているお墓であるということが言われるようになったからです。
久能山東照宮の神廟(徳川家康公の墓所) |
歴史ファンの間でも、「久能山に土葬で埋葬された家康公の亡骸が、暖かな季節に日光へ運ばれたというのはやはりおかしい」と言われるようになってきています。
ウィキペディアで「徳川家康」のところを読んでみると、やはり本当の墓所は久能山だとなっていますから、世の中の見方が変わってきたということなんでしょうね。
【久能山東照宮へのアクセス】
車で久能山に上ることはできません。以下の二通りの行き方があります。
(1)日本平ロープウェイ
日本一の絶景で有名な日本平の山頂近くから、久能山行きのロープウェイが出ています。
片道たったの5分です。往復の運賃が1,100円です。
車は日本平に無料駐車場があります。
(2)久能山下かの石段
久能山に上る石段を徒歩で上っていく方法です。
久能山下(やました)の石鳥居前に、民営の駐車場がいくつもあります。駐車料金は、車1台1回500円ぐらいです。
石鳥居から久能山東照宮までの所要時間は、上りで15分〜30分ぐらい。(体力によります)
【拝観料】
久能山東照宮の拝観料と、久能山東照宮博物館の入館料がセットで800円です。
徳川将軍家の貴重な文物が集められているということでは、日本最大の博物館ではないでしょうか。国宝の刀剣など、マニアにはたまらないでしょうし、家康公が400年以上前に実際に使っていたという、メガネや鉛筆など、とても珍しいものも展示されています。