2018年1月31日水曜日

おゆのふるさと公園にカモシカさんが

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。


一月もきょうで終わりですが、寒い日が続きます。

お猿さんや鹿さんに出会うことも多い梅ヶ島温泉ですが、きょうはおゆのふるさと公園にもカモシカさんがお見えになっていました。

冬の梅ヶ島温泉には発見や感動がいっぱいです。是非泊まりに来てください!

2018年1月27日土曜日

富士山の絶景ポイント

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。


静岡市には富士山を望む絶景スポットがたくさんあって、この寒い時季は特に美しい富士山を見ることができます。

写真は、駿河区石部から見た、用宗の浜と富士山です。

他にも、世界遺産にもなっている三保や、お正月にタモリさんと鶴瓶さんの番組でも紹介された日本平、東海道一の絶景を誇る薩埵さった峠などが有名です。

日本一深い駿河湾の海と富士山という組み合わせは、静岡市ならではのものですね。

梅ヶ島温泉から直接富士山を見ることはできませんが、安倍峠や、周辺の山々に登れば、さらにすごい絶景を望むこともできますよ。

2018年1月26日金曜日

応神天皇と梅ヶ島温泉

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。

(『集古十種』寛政12年より)

大正2年(西暦1913年)に編集された『安倍郡梅ヶ島村誌』の中に、「梅ヶ島温泉の沿革」という項があって、そこには次のように書かれています。


口碑 徃古仙人の林間分け入りしにより発見せられたりといいその後応神天皇の御待黄金湯の名称を賜りしという。

現代語:言い伝えによれば、太古の時代に仙人が山に分け入って発見したといい、その後、応神天皇のころに「黄金湯」の名称を賜ったという。


梅ヶ島温泉を発見したのは山奥に住んでいた仙人で、その後、応神天皇に「黄金湯」の名前をいただいたというのが、言い伝えとして大正時代まで残っていたということです。

*「黄金湯」というのは、そもそも梅ヶ島温泉の別名ですが、平成になってから梅ヶ島新田地区に新しく作られた「新田温泉」(梅ヶ島温泉とは源泉を共有していない新しい温泉)が「黄金の湯」という名前を使用しています。

応神天皇が生まれた年は、古墳時代の「仲哀天皇9年」という年で、これが西暦200年。崩御が「応神天皇41年」で、西暦310年(4世紀)だそうです。130年も生きたということになっています。

応神天皇は、第15代の天皇で、日本武尊の子である仲哀天皇の子。そして、仁徳天皇の父にあたります。確実に実在が確かめられる最初の天皇ともいわれています。

その後「八幡神」となって、全国にある「八幡宮」で祀られています。

梅ヶ島温泉は今から1700年以上昔から知られていたということになります。

2018年1月24日水曜日

口コミのページ

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。

梅ヶ島温泉にご宿泊になったお客様の声から、温泉の口コミについてのご投稿を集めてご紹介します。


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2018年1月22日月曜日

大雪にはなりませんでした。

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。


きょうは東京でも雪が10センチ以上積もったそうで、静岡県内も伊豆や御殿場、天竜などで降っていて、東名高速道路と新東名高速道路が沼津以東で通行止めになっているようです。

ここ梅ヶ島温泉でも大雪になるんじゃないかと心配でしたが、積雪は2センチぐらいでした。明日は降らないようですが、朝の冷え込みで道路の凍結も予想されます。

明朝、梅ヶ島温泉に来られる方は、どうか十分にご注意くださいね。

(雪の降らないことにかけては沖縄並みといわれる静岡市の平野部は、やっぱりきょうも雨でした。)

2018年1月17日水曜日

アイスゴースト

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。


これは、冬の間だけ梅ヶ島温泉に出現する「アイスゴースト」です。(という名前は、筆者が勝手につけました)

出現しているのは、梅ヶ島温泉街から歩いて三段の滝に向かう途中の道路脇です。


道路まで氷っているので、歩くのも車で通行するのもよおっく注意してください。滑って怪我をしたら大変です。
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2018年1月16日火曜日

宝月院の百万遍念仏数珠回し

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。


きょう1月16日は、梅ヶ島の関の沢にある宝月院というお寺で「百万遍念仏数珠回し」というご祈祷が行われる日でした。

今年も大勢の人たちが集まって、ご祈祷されるご住職を囲むようにして長い長い数珠を持ち、太鼓や鐘の音に合わせてぐるぐると回していきます。


数珠にはひとつだけ大きな玉があって、それが百八周(!)するまで続けられるのですが、ここまで長いと、相当な時間がかかります。

2018年1月12日金曜日

冬こそ、濃い温泉。

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。


「濃い温泉。」というキャッチコピーは、2012年初夏に作ったこのポスターから始まりました。

それ以来、「濃い温泉というのは、どういう意味ですか?」とお問い合わせをいただくことがありますが、きょうはその答を書いてみます。

梅ヶ島温泉は、静岡市を流れる安倍川の最上流にあって、道路はよく整備されて走りやすくはなっていますが、距離としてはJR東海道新幹線と東海道在来線の静岡駅から45キロメートルもあって、車で1時間以上、静岡駅前から出ている一日五本の路線バスで約2時間というところにあります。

静岡駅から一度も右左折することなく、「安倍街道」(県道27号線と29号線)をひたすらまっすぐ来た最後の場所が梅ヶ島温泉なんですが、途中にはいくつもの村落、集落があって、その集落と集落の間は、まったく人の住んでいない山また山の自然の中ですから、猿を見かけたり、鹿に出会ったりすることもあります。

静岡市は人口約70万人の政令市で、静岡駅の近くはほどよく都会的でもあるんですが、梅ヶ島温泉まで車やバスで走ってくるうちに、人ごみも騒音もなくなっていき、梅ヶ島温泉に着くころには、日常のホコリも雑念も洗い流されて、別世界を実感するきれいな空気と、山々と、清流しかない中に旅館や民宿があって、そこに最高の温泉が待っていてくれるのは、まさに奇跡としか言いようがありません。

何もなくて、自然だけ。
何もなくて、温泉だけ。

それが梅ヶ島温泉を体験することで、この体験はどこよりも濃いものになる──ということで、「濃い温泉」という言葉が生まれました。

万病に効くという信仰を集めてきた歴史ある硫黄泉は、千七百年といわれる年月を経てなお、今も滾々こんこんと湧き続けているんです。

2018年1月8日月曜日

雪になりました。

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。



全国的に大荒れの天気だったという連休最終日の成人の日、静岡市の市街地やほとんどの山間部では雨だったようですが、梅ヶ島温泉は重たい湿った雪が降って、一時はこんなに積もりました。

夜は気温が上がってきたのか雨に変わりましたので、明日火曜の朝までには溶けてしまうかもしれません。

道路もおそらく影響はないと思いますが、お泊りのお客様はもしご心配でしたら旅館民宿に電話でお問い合わせください。

2018年1月7日日曜日

大昔の交通

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。


大正2年(西暦1913年)に編集された『安倍郡梅ヶ島村誌』より、明治初期までの梅ヶ島の交通について記された箇所がありますので、ご紹介します。

明治十七年以前の交通は前章第五節に述べたる如く凡ての取引は主として甲州に於いて行われ静岡との取引は少なくかりし故自然甲州に通ずるの道は当時時々修繕を加ふるをもって比較的良好なりき、これに反し大河内村を経て静岡に通ずるの道は不完全極まるものにて甚だ困難せり、当時大河内村より梅ヶ島本村に通ずる細道三道あり一は西狩り(狩りとは当地方言にして山岳の傾斜地をいう)と称し大河内村渡より川を渡りて暫時山に登りて川の右岸山の中腹に添いて或は登り或は下りて以て入島に達す、この里程約三里半、一は中道と称し大河内村有東本村下より瀬戸に出で大河内村左岸山の山腹を経て藤代部落入り口に達し入島に向かい側に下りて関の沢に通ずるものこの里程約三里、一は大狩りと称し同村有東木より山を越して藤代部落の奥に下り又山を越えて関の沢部落中の段に通ずるものこの里程約三里十町これなり(詳細は道路沿革図にあり)この三道は非常に迂回にして加ふるに急坂を上下する故荷物等のある場合には頗る困難を極め且つ時間を費やすことの大なるを以て水流の少なき時などは大河内村渡本より直ちに河原に出で川又川を渡りて以て瀬戸に来るそれより上流は当地方にて困難を以て有名なる瀬戸四十八瀬と称し水流を渡るに幾多の瀬を渡らざるべからず斯くして漸く入島に達せしというその困難想像するに餘りあり。

読みにくいので、要約します。

明治十七年以前には、安倍川下流の静岡市との交通はとても不便で、山また山を登ったり下ったり、河原の瀬をなんとか歩いたりという有様で、道路というほどのものはなかったそうです。

それに対して、今の安倍峠を越える山梨側との交通は、道路もあって楽だったということです。

それというのも、梅ヶ島は行政上、甲州側に属していたからということですね。
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2018年1月6日土曜日

凍った安倍の大滝

静岡市の秘境の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。





こちらは、1984年(昭和59年)の2月に撮影された安倍の大滝の写真です。
これから冬の寒さが厳しくなると、周囲の岩肌に飛んだ大滝の水しぶきが次々に凍り、分厚い氷になったり、つららになったりと、この時期しか拝むことのできない姿を見ることができます。

しかし、30年以上も前のこの写真のような迫力のある氷の滝にまではなかなか成長してくれません。この年は相当な冷え込みだったのでしょうね。
新緑や紅葉が見られないぶん、冬の大滝にはこんな楽しみもあります。道中の凍った地面で滑らないよう気を付けてくださいね。

2018年1月1日月曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。



平成30年、2018年が、皆さまにとって素晴らしい一年となりますよう、梅ヶ島温泉一同、心よりお祈り申し上げます。

写真は、真富士の里の北側にある平野橋から撮った梅ヶ島方面の山々です。