安倍川(濁らないで「あべかわ」と読んでくださいね。)は、急流として知られる静岡市の川ですが、どこからどこまで? というのが、どうやら2通りあるようです。
国交省では、大谷嶺(標高2,000メートル)からということになっていますが、静岡県の標識「安倍川起点」が立っているのは、梅ヶ島温泉街から三段の滝の方へ歩いて行く途中です。ここは標高もせいぜい1,000メートルというところ。
静岡市駿河区の中島と広野の間に、駿河湾へと流れる河口があって、梅ヶ島の源流からの距離は、約50キロメートルです。河口をご覧になりたい方は、左岸(東側)は、中島のテニスコートの駐車場か、大浜公園の駐車場からちょっと歩くお散歩コース、右岸(西側)は、広野の河口堤防に駐車スペースがあって、ほとんど歩かずに、富士山や久能山や伊豆半島なども一緒に河口を望むことができます。
広野の側から見た安倍川の河口
安倍川は大きな川なのに、その全域が静岡市内にあって、途中にダムがないという、珍しい川なのだそうです。(地元民には「珍しい」という実感はありません・・・笑)
清流ですから、お天気が安定していれば、全域がきれいに澄んだ水の流れになります。