2016年12月5日月曜日

大谷崩れのこと

静岡の温泉、濃い温泉の梅ヶ島温泉です。

今朝(12月4日)の読売新聞で、梅ヶ島温泉や大谷崩おおやくずれのことが紹介されたそうですね。お問合せの電話をいただきました。

そこで最近撮った大谷崩れの写真をアップします。


静岡市街地方面から梅ヶ島温泉に来る途中に、大谷崩れを望むことができる麓の駐車場・登山道入口に向かう道路があって、車で来ることができます。この写真は駐車場近くから撮ったものです。

大谷崩おおやくずれというのは、標高2千メートルの大谷嶺おおやれいの南側斜面のことで、宝永4年(1707年)の宝永大地震で山が崩れてできたものです。

読売新聞では「日本三大崩れのひとつ」ということも書かれていたそうですが、富山県で起きた鳶山とんびやま崩れは安政5年(1858年)、長野県で起きた稗田山ひえだやま崩れは明治44年(1911年)ですから、三大崩れの中でも一番古いということになります。


駐車場のある麓には、幸田文『崩れ』の文学碑があります。『崩れ』という作品は、幸田文が亡くなってから出版された晩年の作品だそうです。